2015/10/22
本日もご訪問いただき、有難うございます。
ここ数日ポカポカ陽気が続きましたが、今朝は空気が冴え冴えとして秋らしい天気になりそうです。
昨日は、父の命日でした。
気が付けばもう11年。来年は13回忌になるんですね。
今年は年忌法要に当たらないので、東京在住の親類だけでささやかな集まりにしました。
お墓参りをして食事会。父の思い出話に近況報告。
食べて飲んでそして特別なこともなく、いつもどおりに時が進んでお開き。
と思っていたのですが、思いがけない話が聞けて、楽しい集いになりました。
今年から
家庭菜園を始めたと近況報告をした時に、3歳年上の姉が、「両親も庭で野菜を作っていた」と言いだしたのです。
私は初耳でした。全く記憶にないんです。
果樹についてははっきりと覚えているんです。
モモ、サクランボ、カキ、ナシ、ビワそしてイチジク。
家を建て替えた時にすべて伐採するまで、毎年美味しくいただいていましたから・・・
どうやら私が小学校に上がった頃には
野菜作りをやめていたようなんです。
理由は2つ。
必要がなくなったうえに収穫量が年々減ってきたからだと言う。
必要なくなったのは経済的に楽になったかららしい。
もともと生活の足しにしようと始めたそうです。
私のように趣味で野菜を作り始めたのと違い、切実な動機だったわけです。
両親が今の家を買ったのが、父が25歳で母が20歳のこと。
共に裕福な家庭で育ったわけではありませんよ。
そんなに若くして家を買ったのにはわけがあったんです。
これも初めて聞いた話なのですが・・・
どうやら、母の両親は結婚に反対だったらしいのです。
はっきりと断ると角が立つと考えて、「かぐや姫」ではないけれど、父に無理難題を押し付けたというわけです。
「家も建てられない男に娘はやれない」
25歳で、財産もない父には到底できない条件のはずだった。
でも父は、母の実家から10分ほどの近場に50坪の土地を買い、小さいながらも2DKの家を建てて見せたそうです。
結果結婚出来たわけですが、母は嫁いで見てびっくりしたそうです。
借金の返済でどんなに節約しても、月の半ばにはお金が尽きてしまう状態だったからでした。
実家が近いから、おかずや食材をもらって来て何とかしのいだみたいです。
そりゃそうですよ。
敗戦で、日本中が貧しかった時代に、25歳の普通の男が簡単に家を買える訳がないんです。
そこで少しでも家計の足しにしようと、果樹を植えたり野菜を作ったりせざるを得なかったらしいのです。
ぎりぎりの生活をして7、8年。ようやく生活にゆとりが出来て
野菜作りから卒業できた。
その上、だんだんと収穫量が落ちてきたらしいのです。
姉の記憶によれば、
ナスでも
キュウリでも良く採れたそうです。
一番印象に残っているのが
カボチャで、それこそゴロゴロと出来たそうなんです。
想像するに、土地柄のせいだと思います。
自宅のある一帯は、造園業者のお花畑だったという話を聞いたことがあるんです。
それを戦後分譲した。
もともと肥沃な土だったのだと思います。
だから何を植えてもよく育った。
おそらく肥料なんかやったことが無いんじゃないかな。
だから、だんだん採れなくなった。
そんなところではないでしょうか。
長々とくだらない話にお付き合いいただき有難うございました。
これまで知らなかった両親のエピソードを聞いて、嬉しいやら懐かしいやらでだらだらと書き綴ってしまいました。
皆様にはとんだ迷惑だったかもしれませんね。
最後に、「今朝の収穫」
ミョウガが4個。
右の2個を見ると、大きくなる前に花咲かせているのがわかります。
秋の訪れを感じて咲き急いでるんですね。
いよいよ
ミョウガも見納めかな。そんな予感がします。
あと採れて数個といったところか・・・
最後までお読みいただき有難うございます
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