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根こぶ線虫(その2)

ハロウィンframe-illust800文字入り




線虫対策

根こぶ線虫被害にあっておきながら・・・
線虫について調べているうちに、「線虫って興味深い」などと、前回の記事でお気楽な物言いをしたことを反省しています。
農業を営んでいる方にとって線虫被害は死活問題で、私などが軽々に言ってよい言葉ではありませんでしたね。

線虫は、人の体に例えれば、コレステロールに似ています。
人の体と健康にとって、コレステロールは無くてはならないものです。
ところが、コレステロールには善玉(HDL)と悪玉(LDL)があり、悪玉コレステロールが多いと、動脈硬化を始めとして人の体に様々な病気を引き起こす原因となります。
それに対し、線虫にも善玉(自活性)と悪玉(寄生性)があり、悪玉の寄生性線虫が多いと、野菜に様々な弊害を引き起こす原因となるんです。
人とコレステロール、野菜と線虫、これらの関係性が似通っているので、思わず興味深いなどと表現してしまったような気がしています。

さて、前回取り上げられなかった線虫対策についてです。

まずは、これまで調べ上げて見つけた線虫対策を列挙してみます。

1.殺線虫剤による土壌洗浄
2.太陽光利用の熱殺菌
3・寒起こし

4.完熟たい肥の使用
よく腐熟した堆肥を投入すると、有用菌が増えることで土壌中の菌が多様化して、有害線虫が抑制される。

5.土ごと発酵
野菜の残渣や緑肥などの未熟な有機物を土の表面に置き、米ヌカをふって浅く土と混ぜてみると、それだけのことで、土はいつの間にか団粒化が進み、畑の排水が良くなっていく。(中略)これは、表層施用した有機物が微生物によって分解されただけではない。その過程で微生物群が土にもぐり込みながら、土の中のミネラルなどをエサに大繁殖した結果。(中略)このことを「土ごと発酵」と呼ぶ。
(「スーの家の自然栽培的オーガニック家庭菜園12ヶ月」より転載)
このことにより、土壌生物が活性化して、有害線虫の天敵が増えることが期待できる。

6.抵抗性植物の栽培
<例>
a.「マリーゴールド」はサツマイモネコブ線虫やネグサレ線虫の抵抗性植物で、線虫の生存数を大幅に低下させる効果がある。
b.「ギニアグラス」は各種のネコブ線虫やネグサレ線虫、キタネグサレ線虫に優れた効果がある。

7.抵抗性作物の輪作
<例>
ネコブ線虫には「ラッカセイ」、キタネコブ線虫には、「スイカ」・「メロン」・「キュウリ」・「トウモロコシ」などが抵抗性作物

8.ニーム油粕

ニーム核油粕「ニーム核油粕」は肥料としてだけではなく、害虫の忌避や線虫の駆除にも有効とのこと。

ニーム油粕」とは、インドセンダンからニームオイルを搾り取ったカスで、有機肥料の一種です。

※コメントでアドバイスいただきました。メアリーさん(「土にまみれて\(^o^)/ Happy♪」)、teaさん、有難うございました。


「1.殺線虫剤による土壌洗浄」は、問題外です。
家庭菜園を始めるにあたって、「農薬は一切使わない」と決めたからです。
安心・安全な野菜が食べたくて、野菜作りを始めたのだから当然ですね。
あるいは、菜園全体に線虫被害が蔓延した場合に採る最終手段です。

「2.太陽光利用の熱殺菌」と「3・寒起こし」は、一見、理にかなった方法に見えます。
ただ、共に有害生物だけでなく、有用生物まで駆除してしまいます。
また、畑には、水平方向だけではなく、垂直方向にも逃げ道があるので、完全に駆除できません。
その上、これからの季節、日照時間が極端に短いうちの菜園では、効果そのものが期待できません。

それから、被害にあった畝は自然栽培の畝で、「不耕起」が原則。
「4.完熟たい肥」も、 「8.ニーム核油粕」も、使用法を読む限り、土の中に埋め込むよう指示されているので、採用するのに躊躇いたします。
ただし、ニーム油粕に関しては、今年は虫害が多かったこともあり、害虫の忌避剤としては早速使用するつもりです。


有機栽培や自然栽培の立場から言えば、「土壌生物のバランスを整えて」結果的に、線虫被害を抑えることが重要だと思っています。

そこで、今回採用する線虫対策は、「5.土ごと発酵」「6.抵抗性植物の栽培」「7.抵抗性作物の輪作」を組み合わせて実施するつもりです。


具体的には・・・

現在、被害に遭った畝には、遅蒔きトウモロコシを栽培中です。
イネ科のトウモロコシは、線虫に対する抵抗性作物なので、このまま栽培して問題ありません。
ただし、もともと日当たりの悪い上に、今年の秋は天候不順で日照時間が短かすぎたので、トウモロコシの成長は著しく遅れていて、収穫まで至らない可能性が大です。


えん麦(ネグサレタイジ)トウモロコシに見切りをつけた時点で、まずは・・・

えん麦(ネグサレタイジ)」を畝全体に播種。
えん麦は、根腐れ線虫全般とキタネコブ線虫の駆除に効果があるらしいです。
播種の時期も11月までとなっており、何とか間に合うと思います。

根こぶ線虫すべてに効く訳ではありませんが、線虫の数を減らせれば良しと言うことで選びました。
草マルチの材料として、この秋冬のシーズンに栽培するつもりで購入してあったものの使いまわしです。

ある程度育ったところで刈り取って畝に積み重ねたら、米ヌカを散布して「土ごと発酵」させます。

そして春先には、「ギニアグラス」を播種します。

これもある程度育ったところで刈り取り、畝全体に草マルチするか薄くすき込んで、その後に夏野菜を栽培するつもりです。
メインは「トウモロコシ」、畝の肩には「落花生」を直播します。

欲張らずに、トウモロコシの株間を十分とって、真ん中の列には、マリーゴールドを定植するつもりです。

その後、秋冬野菜として、アブラナ科以外の野菜を植えてみます。
アブラナ科の野菜は、「根こぶ病」と言う、根こぶ線虫被害と見分けがつかない病気にかかることがあるので、「線虫対策」が成功したかどうかの実験栽培には向いていません。
ホウレン草(アカザ科)、人参(セリ科)、タマネギ(ユリ科)あたりがいいのでは?
うまく育ってくれたら、線虫対策の成功です。

最後に・・・
毎度毎度代り映えしませんが・・・

◆ 収穫(10月29日)

収獲1029


ピーマン:土佐グリーン4個、接ぎ木ピーマン(品種不明)5個。

ピーマンはまだまだ頑張ってくれています。
ただ、実の成長スピードが極端に落ちてきたような気がします。
そこで、株の負担を減らすよう、少し小さいうちに収穫いたしました。

君だけが頼りだぞ!




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根こぶ線虫(その1)

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七夕キュウリが、根こぶ線虫の被害にあって、6本の収穫で撤収したことは、前々回の記事でご報告いたしました。

そこで今日は、「根こぶ線虫(その1)」と「まだまだ頑張るピーマン」についてのご報告。

今回は、画像が少なく、理屈ばかりで退屈なされるかもしれませんので、遠慮なくスルーしてくださって結構ですよ~


根こぶ線虫(その1)】

線虫は寒さに弱く、せいぜい10、11月で活動出来なくなる事もあり、また、線虫被害の出た畝には、遅蒔きトウモロコシを育てているだけなので・・・

トウモロコシ(1)1020 トウモロコシ(2)1020 トウモロコシの雌花(2)1020


トウモロコシなどのイネ科の植物には、根こぶ線虫は寄生できないらしいので、あまり深刻には考えていませんでした。

トウモロコシの成長が遅いのも、雌穂が出ているのに雄穂が出て来ないのも、あくまでも日照不足の問題だと思っていましたから。


ところが、良く調べてみたら、線虫って奴は、かなり厄介な問題だということが解りました。


根こぶ線虫を完全に駆除することはかなり難しいという事。
蔓延すると、畑全体が被害を受け、ほとんど収穫は望めなくなる事。』

いや~、恐ろしい生き物に住み着かれてしまったようですね。


ただ、調べていくと、『線虫(センチュウ)』と言うのは、非常に興味深い生物だということも解ります。

◎線虫(センチュウ)について

◆ 基礎知識

『線虫(線形動物)とは、線形動物門に属する動物の総称。
回虫等の寄生虫もこの仲間。

非常に小さい虫で成幼虫ともウナギのような形をしており、
体長は1mm弱で体色も透明に近いため肉眼での観察は不可能です。

線虫3


大半の種は、土壌や海中で、自活性の生活を営んでいるが、同時に多くの寄生性線虫の存在が知られる。
動物に寄生するのが動物寄生性線虫で、植物に寄生するのが植物寄生性線虫。』 by Wikipedia

この植物寄生性線虫こそが、野菜に被害をもたらす犯人と言うことになります。
その犯人は、主に根こぶ線虫根腐れ線虫シスト線虫の3種だそうです。
うちのキュウリに被害をもたらした奴が、根こぶ線虫と言う訳です。


◆ 興味深いのは・・・

1.その種類と数です。

「地上でもっとも繁栄している動物」と言われ、
「その種類は、1億種を超える」と称され、
土壌にすむ線虫に限っても、
「1立方メートル当たりの土壌に、100万個の個体が生息」しているらしいのです。

つまり、線虫は土の中に普通に、しかも大量に住んでいる生き物だと言うことなんです。

2.被害を出すメカニズム

土壌の中には、無害で有機物の分解者として働く「自活性線虫」と、植物の根に寄生して養分を吸収し、生育不良を起こして、作物に被害をもたらす「寄生性線虫」が、常に混在しているのです。

自活性線虫」と「寄生性線虫」のバランスが良い時には、作物に被害をもたらしません。
善玉の「自活性線虫」の数が多い時には、悪玉の「寄生性線虫」が増殖できず、悪さが出来ないようなんです。

そして、何らかの原因でこのバランスが崩れて、悪玉の「寄生性線虫」が大増殖すると、作物に被害が及ぶことになります。

3.閑話休題

「線虫」で思い出すことがあります。
去年の3月のこと・・・
『尿一滴でガン判定』と、癌の予防と治療にとって、画期的な発見が報道されました。

九州大学等の研究チームが、線虫の一種の「C・エレガンス」の「ガン細胞の匂いを好んで寄っていく性質」を利用して、「人間の尿の匂いをかがせて、その反応からガンの有無を判定できる」と言うことを突き止めたのです。

そのガンの発見率は、95.8%。
しかも検体は尿だから、血液を採取する時の痛さを味合わなくてもすむし、レントゲンやCTによる検査被爆の弊害もなくなるし、また、費用もわずか100円程度で済むということで、まさにいいことずくめ。
平成31年の実用化を目指しているとのことでした。

だから、線虫と言うだけで、目の敵にするわけにはいかないんですよね~


◎ 根こぶ線虫被害の原因

さて、家庭菜園を始めて2年目の今年、なぜ根こぶ線虫被害を起こしてしまったのか、その原因を突き止めなければなりません。

「土壌生物のバランスが狂った時に線虫の被害が出る」と仮定した場合、バランスを崩す主な要因は3つです。

1.農薬や化成肥料を使い続けた時。
農薬や化成肥料は、有害な生物だけでなく、有益な生物まで駆除してしまい、結果として土壌生物のバランスが崩れる。

2.同じ野菜を連作した時。
同じ野菜を育て続けると、土壌の栄養が偏って、結果として土壌生物のバランスを狂わす。

3.外部から持ち込んでしまった時。
ズバリ、根こぶ線虫を外部から持ち込んだことにより、土壌生物のバランスが崩れた。

根こぶ線虫の被害を出した畝は、「究極の土作り」で「自然栽培」を目指した畝です。
当然、農薬も化成肥料も一切使っていません。

また、この畝は、今年初めて作った畝で、連作障害は全く関係がありません。

となると、根こぶ線虫を、何らかの理由で外部から持ち込んだことが原因だと考えられます。

外部から持ち込む可能性のある要因は、2つ。

1.購入苗のポットの中の土に、根こぶ線虫が大量にいた。
夏野菜として、トマト(ホーム桃太郎)6株を購入して定植しています。
6株すべてが、第4果房以降結実せず、先細りして枯れ始め、早々と撤収しています。
その様子は、後作のキュウリの様子(明らかに根こぶ線虫被害)と瓜二つで、十分に怪しいですね。

2.自然栽培は無施肥が基本なので、栄養補給の手段として草マルチは必須なのですが、草マルチの材料をうちの庭だけでは自給自足できず、不足分は雑草の生い茂っていた近所からたびたび調達していました。

必ず透明なビニール袋に入れて、天日に晒して熱殺菌してから、草マルチに利用していましたが、十分ではなかった可能性はあります。

購入苗なのか、外部から持ち込んだ雑草なのか、どちらかが原因だと思いますが、特定はできません。

購入苗に関しては・・・
全ての野菜を種から育てることが理想かもしれませんが、苗を全く購入しないことは難しいですよね。

ですから、少なくとも、草マルチの材料として、雑草を外部から調達するのはやめようと思います。


実は、秋から冬にかけて雑草が不足することを見越して、緑肥植物を栽培し始めたところでした。

用意した緑肥植物は、この3種。

緑肥3種1014


左から、「えん麦(ネグサレタイジ)」「クローバー(クリムソン・クローバー)」「ライ麦(ライ太郎)」です。

この3種を混ぜて・・・

緑肥3種混合1014


畝の周りに、時期をずらせて順々に播種するつもりでした。

最初の蒔種は、10月14日。

6日後の20日の状態がこれ。

緑肥3種(1)1020


そして現在・・・

緑肥3種1025


このようにして、草マルチの材料は、自給自足して行きたいと考えています。


◎ 根こぶ線虫対策

次に、根こぶ線虫対策ですが・・・記事が長くなりました。
私にとっては切実な問題でも、読み手にとっては退屈だと思うのです。

そんな訳で、続きは次回に譲りたいと思います。

〖参考資料・サイト〗
Wikipedia
植物寄生性線虫の種類と広がる被害 (PDF)
Sunbiotic
がん治療!代替療法・最先端治療・免疫力向上ブログ


【まだまだ頑張るピーマン】

10月も終わろうとしているのに、ピーマンがまだまだ元気です。
今や、収穫できているのは、ピーマンだけになってしまいました。

・10月24日の収穫

収獲1024

・10月26日の収穫

収獲1026


根菜も、葉物野菜も収穫に至るのはまだ先のことです。
そんなこんなで、ピーマンに頑張ってもらっています。

こんな感じで、育ち盛りのピーマンがごろごろあるし・・・

ピーマンの実1026


なにより、葉が枯れてこないし、花も蕾もたくさん付いているんですよ。

ピーマンの花1026 ピーマンの蕾1016


この調子で、11月も、頑張ってもらいますかね~!



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日当たり具合を定点観測してみた。

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ようやく秋らしい日が続き、10月20日は朝から良い天気になりました。

そこでこの日、うちの畑(自宅の庭)の日当たり具合を、2時間おきに定点観測してみました。


◆ 日照問題

このブログをよくご覧の方にはおなじみですが、うちの畑は日当たりが悪いんです。
住宅街のど真ん中で、四方を建物に完全に囲まれているからです。
(しかも狭いから余計なんですが、その辺はスルーしていただいて・・・)

夏はいいんです。
太陽の軌道が高いので、それなりに日照時間は確保されています。

ところが、秋になり太陽の軌道が低くなってくると、とたんに日当たりが悪くなってきます。

去年も今頃から、「日当たりが悪い、悪い!」と、嘆き節が始まったのですが・・・
ブログをご覧の方に実感として伝わらないと思うので、2時間おきに定点観測をした結果をご報告したいと思います。

朝日が畑に射し始めるのは、午前9時をだいぶ回ってからです。

【午前10時】

庭の西側から見た景色がこれです。

日当たり1020 am10


全く日が射していません。

ところが、逆(東側)から見ると・・・

日当たり(逆サイド)1020 am10


解りますかね。
画像の奥(西側)のブロック塀沿いに、一筋の光の帯が見えるのが!
この時間で唯一、日が当たっている場所になります。

その光の帯の先は、母屋とブロック塀に挟まれた細い通路になるのですが・・・

日当たり(西側)1020 am10


なんと!
この時間、ここが一番日当たりがいいのです。

ここは、毎年夏の間グリーンカーテンにしようと、ゴーヤを栽培しているところです。
朝の短い時間だけですがこの日差しがあるので、ゴーヤが見事に育ってくれるのですね。

これから、冬越しの豆類を育てようと、畝を作った後にヨシの簾(すだれ)で覆って、養生しているところです。
月末か、11月の初めごろに直播きするつもりでいます。


【午後0時】


同じく、西側から見たところ。

日当たり1020 pm0


ようやくこの時間になって、畑の半分ほどに日が当たって来ました。
ところが、残念な事に、ど真ん中に木蓮の木陰が出来てしまっています。

先ほど日が当たっていた、西側の狭い通路は・・・

日当たり(西側)1020 pm0


もう完全に日陰になっています。


【午後2時】

同じく、西側から見た畑です。

日当たり1020 pm2


今度は、東側の3分の1だけ日が当たっています。

反対の東側から見ると・・・

日当たり(逆サイド)1020 pm2


こんな感じですよ。

この時間になってやっと、東の外れに作った棚に日が射し始めるんです。

日当たり(東側)1020 pm2


イチゴのプランターと各種の袋栽培をしているところです。

そして・・・

【午後4時】


同じく、西側から見た様子です。

日当たり1020 pm4


この時間になると、もう日差しはどこにもあたっていません。

昼間の時間が最も短くなる冬至(12月21日)まで2か月もあるというのに、今からこの日照時間の短さ!

「先が思いやられるな~!」なんて言いませんよ。
言ったところで何も変わりませんからね┐(´-`)┌ホントカナー




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最悪の事態に・・・

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秋とは思えない暑い日が続きましたが、今日あたりから平年並みに戻るということです。

などと、いつものように天候の話から始めましたが・・・
実は畑が最悪の事態に見舞われていることを発見しました。


◆ 七夕キュウリの撤収

畝数の関係から、一度は断念した七夕キュウリ
他のブロガーさん達の七夕キュウリの記事を見ているうちにうらやましくなり、
遅蒔きトウモロコシの畝に混植しようと育苗し始めたのが、7月16日。
19日に発芽を確認、8月9日に予定通りトウモロコシの畝に混植しました。

品種は、「強健 夏秋キュウリ」
地這いキュウリ用の品種ではないのですが、トウモロコシの邪魔にならないように地這い栽培にしてみました。

ところが、どうしても上へ上へと伸びたがり、途中から方針を変え、トウモロコシに日陰を作らないように気を付けながら、通常の栽培に戻したんです。

そのためかどうかは解りませんが、成長が遅く、脇芽も出ず、先細りして終わりを迎えました。

七夕キュウリ1020


これが最後の収穫です。

収穫1020


結局、2株で6本の収穫でした。
いかにも少ないですよね。

この畝は、今年から始めた「自然栽培の畝」で、前作のトマト「ホーム桃太郎」が大惨敗。
しかも終わり方が、今回のキュウリと同じように先細りで撤収を余儀なくされたのです。

自然栽培」は、無農薬、無施肥、不耕起栽培で、初年度から十分な収穫は望めないと思っていました。
しかも、野菜の根っこは、土中微生物の餌として、あえて残して置いたんです。

でも、今回のキュウリの結果を見て、何かおかしいと感じました。
そこで、今回は根を掘り出して観察することにしたんです。

根コブ線虫(1)1020 根コブ線虫(2)1020


これが、2株のキュウリの根です。
どうやら最悪の結果のようです。
根こぶ線虫」の仕業ですね。

これがアブラナ科だったら「根こぶ病」の可能性もありますが、ウリ科なので根こぶ線虫で間違いないと思います。
トマトが不調で終った時に、原因を調べて見るべきでした。

線虫駆除のために、マリーゴールドを混植していたので、油断していました。

マリーゴールド(1)0815 マリーゴールド(3)0712マリーゴールド(2)0815


「太陽光殺菌」するには季節がいまいちだし、農薬は使いたくありません。
土壌の微生物相を改善して、線虫の蔓延を防ぐしかありません。

その微生物相を改善するために、有機栽培をさらに一歩進めて自然栽培を始めたのに、まったく皮肉なことになりました。
「よりによって、自然栽培の畝から出なくても・・・」と、大ショックです。

Enjoy in 菜園のらうっちさんからもらったマイエンザを、原液で大量に散布しておきました。
マイエンザは、らうっちさんからもらったものを種に、増やして続けて3代目に当たります。
これで、トウモロコシもダメになるようだったら、他の手段を考えます。
いまのところ、隣のナスの畝は問題が起こっていないので、これで収まってくれれば良いのだけれど・・・難しいかも。

ナスと言えば・・・
キュウリを撤収して、夏野菜で残っているのは、丸ナスが1株と、ピーマンが3株だけになりました。

◆ナス栽培

ナスは、丸ナス1株と、接ぎ木ナス(品種不明)2株を栽培してきました。
すでに接ぎ木ナスは終了して、残るは丸ナス1株だけです。

丸ナスの花(3)1014


更新剪定後、ようやく花を次々に咲かせていています。

丸ナスの花(2)1014


雌しべが雄しべの先にピュッと出ていて、結実してくれそうに見えます。
ただ、これから秋が深まって寒くなるので、実が大きくなるのか微妙なところでしょうか。

すぐ隣の畝に、根こぶ線虫が見つかったけど、丸ナスは今のところ問題ないように見えます。
先日混植したイチゴニンニクも、順調に育っています。

丸ナスの畝1020


繰り返しになりますが、マイエンザで土壌環境が改善されて、蔓延が防げればいいのですが・・・


油断したと言えば・・・

◆ ピーマン栽培

夏野菜で一番元気で長持ちはピーマンですね。

ピーマン(1)1020


だいぶ背丈が高くなりました。
そのせいか、茎が折れてしまいましたよ。

ピーマンが折れた1017


水滴がついていますが、これ、雨が降った16日の翌日のことでした。
大した雨ではなかったのですが、伸びすぎたのと、実で重くなりすぎたためだと思います。
台風シーズンには、こまめに支柱に括り付けていたのですが、最近はすっかり油断していたようです。

急遽、収穫と言うことでいいですかね。

収穫1017


・収穫(9月17日)
ピーマン:接ぎ木ピーマン(品種不明)、小さいのから大きいのまで、6個。

ただ、ピーマンはまだまだ元気で、もう少し楽しめそうですよ。

ピーマン(2)1020 ピーマン(3)1020


後作は、今育苗中のタマネギを定植するつもりなので、11月半ばまで頑張ってほしいのだけれどね。


◆ 収獲(9月19日)

収穫1019


七夕キュウリ、2本。
ピーマン:土佐グリーン4個、接ぎ木ピーマン(品種不明)2個。
茗荷2個。


◆ 菜園料理

『ピーマンのポタージュ』

ピーマンのポタージュ1019


七夕キュウリと茗荷の春雨サラダ』

七夕キュウリと茗荷の春雨サラダ1019




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レタス・レタス・レタス

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現在、葉物は2つの畝で栽培しています。

一つは、従来の慣行農法の畝で、小松菜春菊を防虫ネットで覆って育てています。
こちらは虫害に遭っていることを前回の記事で紹介しています。

今一つは、自然栽培の畝で、ちぢみ法蓮草からし菜、そしてサニーレタスを、ネットで覆うことをせずに育てています。
ところが、サニーレタスだけ発芽しないんです。
原因は覆土が厚すぎたことにあるようです。
そこで、覆土を薄くして再度蒔き直したのですが、これもまた発芽せず。

まったくどうなっているんだか・・・

◆ レタス栽培

そこで、またまた蒔き直しです。

サニーレタス(1)1016


ちぢみ法蓮草(左)とからし菜(右)の間に、サニーレタスを点蒔きしました。
3度目ですから、やけくそで念のために、これでもかと、たくさん蒔いてみました。

サニーレタス(2)1016


今度は、覆土は土ではなく、もみ殻燻炭(もみ殻がないので代用)に変えてみました。

サニーレタス(3)1016


靴で踏みつけて鎮圧。

サニーレタス1016


今度こそ発芽してね(^^♪

それでもなお心配だから、更にレタスを播種することに。
今度は、プランター栽培です。

蒔いたのは「ガーデンレタス・ミックス」(アタリヤ)。
5種類のリーフレタスが混入。
種袋の裏を見ると、「コスレタス、レッドオーク、その他」となっていて、3種は不明です。

ガーデンレタス・ミックス(1)1016


一つは、培養土にばら蒔きして、覆土も培養土のもの(↑)。
もう一つは、培養土にばら蒔きして、もみ殻燻炭を覆土代わりにしたもの(↓)。

ガーデンレタス・ミックス(2)1016


2つのプランターに、それぞれ6本の支柱を立てて、不織布で覆います。

支柱は、百均の菜箸(2膳組4本)です。
そして、これも百均で買った昔懐かしいパンツのゴム紐で、覆った不織布を止めることに。
(らうっちさんの Enjoy in 菜園 で見たアイデアをいただきました。これなら取り外しに手間いらず!)

ガーデンレタス・ミックス(3)1016


完成形がこれ。

ガーデンレタス・ミックス(5)1016


これから秋が深まるにつれ日当たりが悪くなる我が庭では、プランター栽培にして、陽だまりを求めて移動させるつもりです。
ただ、種を蒔いた後で、2個のプランターを用意したのだから、ずらし栽培をした方が良かったと、ちょっぴり後悔していますよ。


ここからは、なぜか記事にするのを忘れていた・・・

◆ タマネギの間引き

タマネギは、9月17日に播種。
「ソニック」(タキイ)を、水切りプランターで育苗。

10月12日現在の様子がこれ。

タマネギの育苗1012


発芽率は良かったのだけれど、弱々しくてすっかり絡まっちゃってますね。

これをほぐすのが結構難しい。
葉が柔らかいので、すぐにポキッと切れちゃうんですよね。

結局切れたものを間引いたことにして、何とか終了です。

タマネギの間引き1012


恐る恐る間引いたのですが、少しはスッキリしましたかね?

タマネギの間引き菜は初めてなので、さっそく食べてみました。

『具だくさんの澄まし汁』

具沢山澄まし汁(タマネギの間引き菜乗せ)


食感がシャキシャキして美味しいのですが、辛みも香りもほとんどなくマイルドで、ちょっと物足りないような・・・


◆ 収穫

10月12日。

収穫1012


茗荷4個。
タマネギとからし菜の間引き菜、少々。

10月16日

収穫1016


ピーマン:接ぎ木ピーマン(品種不明)3個、土佐グリーン1個。




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ニンニクの芽が出た?出ない?

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天気予報ほどの秋晴れにはなりませんが、それでもようやく天気が安定してきましたね。

しか~し!
日一日と太陽の軌道が低くなって、もともと日当たりの悪いうちの庭には、きびしい季節がやってきましたよ。
まあ、そんなことは百も承知、二百も合点・・・今更嘆いてもしょうがありません。

日当たりが悪ければ悪いなりに、工夫をしながら今年の秋冬も頑張ろう~

とは言うものの、家庭菜園2年目の今年は・・・
今までも、そして現在も、いろいろ試練を与えてくれます。


◆ ニンニク栽培

ニンニクの芽が出たような出ないような・・・やっぱり出ていない?

ナスの後作として、ニンニクイチゴと混植しました。
9月25日のこと。

そして昨日の様子は・・・

イチゴとニンニクの畝1014


イチゴを挟んで、向かって右に、「青森産ニンニク」6片。
左には、「スペイン産ニンニク」7片。

ともに、栽培用のニンニクが手に入らず、食用のニンニクで代用しています。

見えますか?
イチゴの左に何やら芽のようなものが。
拡大して見ますね。

ニンニク(スペイン産)発芽1014


スペイン産のニンニクの芽です。
これ以外、まったく発芽を確認できません。

地中で腐っちゃったのか、それとも遅れて出てくるのか?
確かめずにはいられません。

そこで・・・1か所だけ掘ってみた。

ニンニクを掘ってみた1014


どうやら腐ってはいないみたいです。
もう少し拡大して見ましょう。
(ピントが合っていませんが・・・)

掘り出したニンニク1014


根っこが生えてる。
と言うことは、これから芽が出る可能性が高い?
発芽した奴が早すぎた?

もう少し様子見をして見ます。


◆ ゴボウ袋栽培

ゴボウ袋栽培を始めたのが、9月17日のこと。
9月23日には発芽を確認。

先日虫に食われていることはご報告いたしましたが、本葉が食われていないのでそのまま様子を見ていました。

ところが・・・昨日の状態です。

ゴボウの袋栽培(1)1014 ゴボウの袋栽培(2)1014 ゴボウの袋栽培(3)1014


さらに被害が進んで、本葉もほとんど食いつくされています。

幾株か本葉が残ったものを除いて、蒔き直しました。

ゴボウの蒔き直し1014


それにしても、虫害があったとしても成長が遅かったですね。
もうすぐ播種から1か月ですよ。
天候不順と日照不足ですかね。

それに、今にしても、犯人検挙に至っていません。
葉の裏も全て調べたし、土をほじくり返しても見たけど、夜盗虫もいませんでした。
バッタが一番怪しいですが、念のために・・・

ゴボウの袋栽培(4)1014


不織布で覆ってみました。
今度は良い結果を願いたいものです。


◆ 葉物栽培

虫つながりですが・・・

小松菜春菊の畝も虫害に悩まされています。

小松菜と春菊の畝1014


防虫ネットを掛けていたのに、この有様です。

小松菜の被害・・・

小松菜1014


春菊に至っては、左半分が完全に溶けて無くなっちゃったって感じです。

春菊1014


この畝も日照不足で、成長が遅いですね。
播種が9月2日なのですから。

虫害も、9月の末には気が付いていたのですが、腰痛のために(このことは封印すると前回の記事で書いたけど・・・やっぱり愚痴りたくなります)、処置できませんでした。

そこで昨日、徹底的に探してみたところ、やっぱりいましたよ。

犯人(1)1014←クリックすると大きくなりますよ~

葉の裏に青虫が1匹。

犯人(2)1014←虫嫌いの人はクリックしないでね~

夜盗虫と正体不明の幼虫が1匹づつ。

でも、これ以上見つかりませんでした。
食われ方から言って、これだけとは思えません。
不安はあるものの、被害にあった場所に種を蒔き直しておきました。


去年の今頃は、小松菜の畝も大根の畝も、ネット掛けで虫害とは無縁でした。
種を蒔くと同時にネットを掛けたのに、何処から入ってくるのでしょうか?
前作のジャガイモの時から、土の中に潜んでいたのでしょうか?
畝を作り直すときに、もっと徹底的に土をふるいにかけるとか、熱殺菌するとか、防虫対策をするべきでしたね。

繰り返しになりますが、家庭菜園も2年目になると、いろいろ起こってくれますね(⌒・⌒)




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キャベツ&ブロッコリー

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急に秋めいてきましたが、スッキリと秋晴れにならないな~
残念ながら、どんよりとした曇り空が続いています。
予報は「晴れ時々曇り」なんだけど、今日こそ晴れてほしいものです。

◆ キャベツブロッコリーの様子

キャベツブロッコリーは、育苗組が頼りなく、9月12日に購入苗を定植しています。

キャベツは、「しずはま1号」を3株。
ブロッコリーは、「緑帝」を2株。

ちょうど、1か月たちました。
2週間目にぼかし肥の追肥をしています。
現在はこんな感じ。

キャベツ・ブロッコリーの畝1011


解りにくいですが、画像の左上から右下へ斜めにキャベツが3株植わっています。
右上奥と左下の背の高いのがブロッコリーです。
日照不足のせいか、外葉が小さいのが気になりますが、共にまずまず順調でしょうか。

個別に見てみると・・・

キャベツ1011 ブロッコリー1011


キャベツ(左)は、結球しかけているのか、そのまま開いちゃうのか、微妙なところですね。
ブロッコリー(右)も問題なさそうですが、キャベツに覆いかぶさるようになって、キャベツの生育に支障をきたさないか、ちょっと心配になってきました。

雑草も目立ってきたので、中耕して土寄せをしておきました。


◆ ゴボウ袋栽培

ゴボウ「山田早生」(タキイ)の袋栽培を始めたのは、9月17日。
9月23日、発芽を確認。

発芽直後から虫の害に合っていて、現状はこうなっています。

ゴボウの袋栽培(1)1006 ゴボウの袋栽培(2)1006


犯人はいまだ解っていません。
バッタがやたらと周辺にいるので、一番怪しい容疑者ですね。
ただ、現行犯逮捕は出来ていません。

よく見ると、食べられているのは双葉で、ちっちゃい本葉はまだ無事のようです。
今少し様子見するつもりです。
何とかなるか?ならなければ蒔き直しいたします。


◆ 「からしな」の間引き

つるありインゲンの後作として、「ちぢみ法蓮草」、「サニーレタス」、「からしな」の種を蒔いたのが、9月25日。

ちぢみ法蓮草は、10月2日に発芽。
発芽率が悪く、そのまま様子見をしているところです。

サニーレタスは、結局発芽せず、10月7日に蒔き直し。
しかしいまだに発芽せず、再度蒔き直すか、他の野菜を播くか考え中です。

からし菜は、放っておいたら(腰痛のため)・・・

からしな(1)1011 からしな(2)1011


ぎゅうぎゅうのすし詰め状態に。
本葉も出ているので急遽間引くことにしました。

からしな(3)1011


右の1列がカラシナです。
少しはスッキリしたでしょうか?

左の1列が、ちぢみ法蓮草
真ん中の何もない列に、サニーレタスを蒔いたんだけど・・・どうも相性が悪い?

とりあえず、ちぢみ法蓮草からし菜に土寄せをしておきました。


◆ ピーマン栽培

ピーマンはまだまだ元気です。
天候不順、日照不足と悪条件の中、他の野菜たちが苦労を強いられているのに、一人何事もなかったかのように、花を咲かせ実を付けています。

ピーマン(1)1009 ピーマン(2)1009


ちっちゃい実もたくさん。

ピーマン(3)1009


花も真っ白できれいだな~!

ピーマンの花1009


何か、ピーマンだけ、『別世界』にいるって感じd(⌒ー⌒) イエーイ


◆ 七夕キュウリ

生育が遅れに遅れていた七夕キュウリ、ようやく1本初収穫(9月5日のこと)に漕ぎつけたのもつかの間。
2株の内1株の先端が、突然枯れてきました。

七夕キュウリ枯れる1009


急遽、なっている実を収穫することに。

収穫1009


小さいけれど仕方がありません。
枯れている部分を摘芯して、脇芽が出てこなかったら撤収するつもりです。

もう1株は、今のところ元気なので、もう少し頑張ってもらいましょう。


◆ 収穫(10月11日)

収穫1011


ピーマン:土佐グリーン1個、接ぎ木ピーマン(品種不明)1個。
茗荷2個。
からし菜の間引き菜、少々。



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再生ネギの定植

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お陰様で、ぎっくり腰は少しずつ良くなっています。
まだ、無理は出来ませんが、体を慣らしながら菜園の作業をしています。
もう、腰痛の話題はこれきりにするつもりです。

重労働は無理なので、軽い仕事から・・・

◆ 再生ネギの定植

猛暑の時期の野菜の再生栽培は、「小松菜」「キャベツ」「ネギ」と、すべてうまく行きませんでした。

ところが、8月の中頃から始めた「ネギの再生栽培」は、長雨で気温が上がらなかったことも有り、意外と順調に成長したんです。

再生ネギ0930


奥のネギが十分のサイズになったので、定植することにしました。

再生ネギの定植(1)1007


定植したのは、あんずの木の下です。
夏の間は日陰になるので、これと言って何も栽培してないところです。
秋になって、あんずが落葉することを見越して、ここに畝を作ることに。

再生ネギ1本1本を、ペットボトルの上下を切り落とした、透明な筒でカバーしています。

再生ネギの定植(2)1007


ネギを軟白化するために土寄せする土が足りないので、透明な筒の中に枯葉を詰めるつもりです。
去年やってみて、十分効果があったので、今回もこの方法を採ってみました。

乾燥したヨシズやら、ソルゴーの藁やら、刈り取った雑草でマルチしたのは、乾燥防止のためもありますが、実は、猫除けの意味の方が大きいです。

作ったばっかりの畝は、土が柔らかいので、猫の絶好のトイレになっちゃうんです。
猫の尿は、直接かかると植物を枯らせるほど強烈だし、用を足す前に穴を掘るので、どちらにしても菜園にとって良いことではありません。


◆ サニーレタスの種の蒔き直し

つるありインゲンの後作として定植した七夕キュウリの成長が芳しくないので、撤収して葉物野菜の畝に変えました。

20cm間隔で、深さ1センチほどの蒔き溝を3本付け・・・
左の筋に「ちぢみ法蓮草」を、右の筋に「からしな」を、真ん中の筋に「サニーレタス」の種を蒔いたのが、9月25日。
10月に入って、「ちぢみ法蓮草」と「からしな」の発芽を確認。
しかし、「サニーレタス」だけはまったく発芽しませんでした。

サニーレタスが「好光性種子」とはつゆ知らず、覆土が厚すぎたのが原因だと思います。

また、キク科のレタスには、虫よけ効果も期待していたので、急遽他の手立てを考えました。

ドクダミ1006


ドクダミです。
うちの庭の日蔭には、ドクダミが結構生えています。
それを刈り取って・・・

葉物の畝1006


ちぢみ法蓮草」と「からしな」の両脇に積んでみました。
ドクダミの強烈なにおいで、虫が近寄らないでくれるといいのにな~!
たとえ効果があっても、長続きはしないでしょうね。

やはり真ん中には・・・
キク科の「サニーレタス」を蒔き直すことにいたしました。

サニーレタス(2)1007


今回は、少し多めの点蒔きにしました。
一応、一晩水につけて、覆土は薄くしました。
が、念には念を入れて芽出しした方が良かったかな。


◆10月7日の収穫

収穫1007


ピーマン:土佐グリーン2個、接ぎ木ピーマン4個。
茗荷3個。

採れたてピーマン茗荷の料理
ピーマン茗荷のきんぴら』

ピーマンと茗荷のきんぴら1008


採れたてのピーマンって、柔らかいのにシャキシャキで、本当に美味しいですね。
茗荷の香りと相まって、う~ん、文句なし!
酒のあてに、ご飯の友にと、よく合うんですよね。


まだまだ、出来ることは少ないけど、徐々に作業の質と量を増やしていきたいと考えています。
繰り返しになるけど、きょうで腰痛の話題はおしまいです(⌒・⌒)



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七夕キュウリの初収穫&あの25日の作業(その3)

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ぎっくり腰から10日、背骨を垂直に維持していれば、歩くだけなら痛みを感じないようになりました。
ただ、急激に体を傾けると、痛みが走りますけどね。

歩くほかにも、ゆっくりと体をひねったり、痛みを感じないところまで体を傾けたり、少しずつ体を動かすようにしています。
少し動けるようになると、とたんに畑のことが気になって、たまりにたまった作業をしたくて困ります。

と、書きながらも、実は2日前(10月4日)には、恐る恐る畑に出て、ピーマン茗荷を収穫しちゃいました。

収穫1004


ピーマンは、ほとんど立ったまま収穫できるので、まったく問題はありませんでした。
ところが茗荷は、しゃがまないと収穫出来ないので、恐ろしく時間がかかりました。
それも茗荷畑の手前だけ。
奥にまだあるのが見えているのですが、この日は5個で断念しました。


ましてや、昨日(10月5日)は台風対策もしなければなりませんでした。
台風18号は、東京からは進路もそれ、急速に衰えていますが、それでも、強い風が吹く予報には変わりがありません。
(この記事は、予約投稿で、台風の影響は解っていません。)

体が言うことを聞かないので、大したことは出来ません。
トウモロコシを支柱に固定したり、しゃがんでいる時間が短くて済む作業だけをやりました。

一番気にかかるのはキュウリのことです。


◆ 七夕キュウリ

今育てているキュウリは、七夕キュウリです。
と言っても実際は、8日遅れの7月15日に種を播いたものです。
※ 8日遅れの七夕キュウリの記事は ここをポチッ

遅蒔きトウモロコシと混植したのですが、トウモロコシの邪魔にならないようにと、地這い品種ではないキュウリを無理やり地這い栽培したせいか、あるいは8月半ば過ぎからの天候不順で日照不足がたたったのか、成長が遅れ気味になっていました。

ようやく花芽も付き結実してれくて、だいぶ大きくなってきたんです。

七夕キュウリ1005


ただ、収穫にはちょっと早い。
でも台風のこともあるし・・・

迷った末に、第1果と言うことも有り、収穫しちゃいました。
ついでに、前日断念した茗荷も、腰に負担がかからないように慎重に収穫いたしましたよ。

収穫1005


茗荷は終盤戦で、数はめっきり減ってきましたが、逆にサイズは大きくなっていますね。
これなんか、うちとしては最大級のものですよ(10月4日収穫分より)。

茗荷1004


採れたてキュウリと茗荷が手に入ったとなれば・・・
さっそく料理してもらいました。

『採れたてキュウリと茗荷の塩麴漬け』

キュウリと茗荷の塩麴漬け


最高の贅沢!
家庭菜園ならでは!
「うまい」それ以外に言葉無し!


ここからは、腰をギクッとやっちまった、あの25日にやった残りの作業についてです。

◆ イチゴの苗(育苗分)の植え替え

イチゴは、去年から今年の春にかけて、「アイベリー」と「とよのか」を育てました。
残念ながら、結果は惨敗。
アイベリー」にいくつか小さい実がなっただけ。
とよのか」に至っては一粒も結実しませんでした。

悔しいので、そのまま苗作りを始めました。
※ イチゴの苗作りの記事は ポチットナ

9月25日時点の苗の様子がこれ。

イチゴの育苗0925


プランターと植木鉢が親株です。
周りにあるポットが子株孫株です。

プランターの陰になっていて見えないのもありますが、子株は全部で16株。
そのうち「太郎株」を除くと、「次郎」「三郎」株が10株です。

夏前半の猛暑、後半の日照不足で、あまり良い苗は育ちませんでした。
クラウンがいかにも貧弱で、来春の収穫は期待が持てません。

そこで、「とちおとめ」を3株購入して、ナスの畝に定植いたしました。
※ 過去記事は ポチットナ

それでも、せっかく育苗して来たので、どこかに植え替えてあげたい。
袋栽培の「スティックセニョール」を置いた棚に余裕があるので、そこを植え替え場所にすることに。

ただ、にわか作りの華奢な棚なので、少しでも軽くする必要があります。

袋栽培が良さそうなのですが、そればかりでも面白くない。
そんな時、百均で小さなプランターを見つけました。

イチゴの植え替え(1)0925


小さいだけでなく、プラスティックの素材も薄く、中敷きもありません。
持ってみると予想通り軽いんです。

このプランターの底に、水はけを考えて、鉢底石を敷き詰めます。

イチゴの植え替え(2)0925


1つのプランターに2株ずつ、「アイベリー」の苗を定植しました。
3つのプランターで、合計6株になります。

イチゴの植え替え(3)0925


とよのか」の苗2株も含めて、4株は出来が悪すぎるのでとりあえず断念しました。

棚の左側には、袋栽培のスティックセニョール。
棚の下には、ゴボウの袋栽培とキャベツ・ブロッコリーの袋栽培

全体の関係はこんな感じですよ。

イチゴと袋栽培各種0925


9月25日の最後の作業・・・

◆ 根菜の蒔き直し

四葉キュウリの後作として、大根カブの種を蒔いたのが、9月14日。

大根は、「冬どり あまうま大根」(サカタ)
カブは、「あずま金町かぶ」(トーホク)

去年の余り種のせいか発芽率が悪かったんです。

根菜の畝左半分0925 根菜の畝右半分0925


畝の左半分(左の画像)では、中央の大根と奥のカブが発芽せず。
畝の右半分(右の画像)では、奥のカブだけが発芽しませんでした。

そこで、発芽しなかった場所に、大根カブの種を蒔き直しました。

昨日(10月5日)の状態がこれ。

根菜の畝左半分1005 根菜の畝右半分1005


防虫ネット越しで申し訳ありませんが、大根カブも全て芽が出そろいました。
まずは一安心と言ったところです。


こんな感じで、立ち作業を中心にぼちぼち動き始めています。
油断は禁物ですが、じっくりと、少しずつ、体を慣らしていくつもりです。



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あの25日の作業(その2)

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ぎっくり腰を再発して1週間。
残念ながら、これだけは簡単には治らないようです。

真直ぐ立っていれば痛みは出なくはなりました。
が、少しでも上半身を傾けると、痛いんだよな~これが・・・

そんな訳で、畑作業をするには程遠い状態なので、
今日も、あの25日(ギクッとやった日)の作業を引き続きご報告させていただきます。


◆ 葉物野菜の播種

七夕キュウリを2つの畝で育ててきました。

一つは、つるありインゲンの畝の後作として。

七夕キュウリ0929


3株栽培してきましたが、十分な高さまで育ってきたのに、まったく花芽が付きません。
それどころか、葉が小さい上に先端部が先細って、幾分枯れ始めてきたように見えます。

それに対して、トマトの畝の後作として、トウモロコシと混植し、「地這いキュウリ」として栽培してきた3株は、順調に成長しています。

地這いキュウリ0925


地這い品種ではなかったために、結局地這い栽培を断念したとたんに、花芽を付け、今ではいくつか結実してくれました。

七夕キュウリの実0930


そこで、つるありインゲンの後作のキュウリを撤去して、畝を空けることにしました。

そこに、3種の葉物野菜の種を播くことに。

葉物の畝0925


左から、「ちぢみ法蓮草」「サニーレタス」「からしな」(アタリヤ)です。

葉物の種0925


土をかぶせ、靴で踏みつけて鎮圧。
草マルチをざっと敷いて完了です。

葉物の畝(2)0925


この畝は、自然栽培の畝なので、防虫ネットはしないつもりです。
無謀だとは思いますが何事も経験です。

通常の畝は、「根菜の畝」も「葉物の畝」も「キャベツ・ブロッコリーの畝」もすべて防虫ネットを掛けています。
「慣行農法」と「自然栽培」との比較です。

ただ、キク科のサニーレタスの種を畝の中央に蒔いたのは、コンパニオンプランツとして防虫効果を期待してのことです。
が、目視で害虫を排除しただけでは食害されるのが目に見えるようだけど、何とか食いつくされずにかろうじて収穫まで持っていければ良いと思っているんです。

そして、昨日の様子がこれ。

葉物の畝1002


良く解らない?
では、もう少し拡大して・・・

ちぢみホウレンソウ1002 サニーレタス1002 からし菜1002


右端の「からしな」は見えますよね。
播きすぎ感すらありますね。
ほぼ100%の発芽率ではないでしょうか。

あとの2枚をさらに拡大。

ちぢみホウレンソウ1002 サニーレタス1002


左の、「ちぢみ法蓮草」は50~60%の発芽率かな?

問題は右の、「サニーレタス」ですね。
まったく発芽せず。
これから発芽するのか、蒔き直すべきなのか、それが問題だ。

レタスは冷涼な気候を好むので、冷蔵庫で2~3日冷やしてから播くと発芽率が良くなるそうですが、結構涼しい日があったから大丈夫と踏んだのですが・・・

防虫効果を多少は期待していたので、やっぱり蒔き直すことにしましょうね。
それもこれも腰が治らないとね~


◆ キャベツ・ブロッコリーの袋栽培

キャベツ「レンヌ(早生)」とブロッコリー「シャスター(極早生)」「スティックセニョール」を播種して、育苗を始めたのが8月2日。

育苗がへたくそなのか、天候不順で日照不足が祟ったのか、徒長した上に成長が極端に遅かったので・・・

購入苗、キャベツ「しずはま1号」3株、ブロッコリー「緑帝」2株を、9月12日に定植しました。

現在の様子がこれ。

キャベツ・ブロッコリーの畝1002


しゃがめないので、ネットの上から写真を撮るのが精一杯。
見にくいですがこれでご勘弁を。

では、育苗中の苗はどうなったのか?
9月25日の時点でこんな感じでした。

レンヌ0925 シャスター0925 スティックセニョール0925


左から、キャベツの「レンヌ」、ブロッコリーの「シャスター」、「スティックセニョール」です。

一様まともに見えるのは「レンヌ」ですね。
でも、2か月も掛かってこんなものなんです。

シャスター」「スティックセニョール」に至っては、「あ~あ」とため息ものです。
ちょっと育ちそうにありません。

2か月も掛かっていることも驚きですが、それでも枯れもせずに頑張っているのだから、どこかに定植してあげたくなります。

ただ、あいている畝がありません。
となれば、融通の利く「袋栽培」しかありませんね。

まずは、日当たりをよくするために作った棚に乗せられる小さな袋を用意します。

袋栽培(1)0925 袋栽培(2)0925


5㎏の米袋がちょうどいい大きさです。
けっこう厚手ですが、補強のために袋の一番下の部分を、ガムテープで巻いておきます(画像左)。
土を入れた時に底になる部分に、水抜きの穴を開けます(画像右)。

後は、袋の中に培養土を丸く形を整えながら入れていくだけです。
ブロッコリーの根は浅根なので、そんなに高さは必要ないと思いますよ。

今回は、スティックセニョールを2株づつ定植しました。

袋栽培(5)0925


ひょろひょろの徒長苗なので、「どちらか1株が活着してくれれば良い」程度で、あまり期待は出来ません。

次に、キャベツの「レンヌ」ですが、時間はかかったものの、見た目は結構まともなので、多少の期待はできます。
そこで、培養土の袋を縦ではなく、横使いにしてみました。
浅根であることと、2株植えるスペースを作るためです。

袋栽培(6)0925 袋栽培(7)0925


使った培養土の袋が、16ℓで小さめだけど、横に使うと結構大きいスペースを確保できると思います。
3株は、キャベツの「レンヌ」ですが、右の袋の左の株は、唯一のブロッコリー「シャスター」です。
シャスターはこれくらいしか使えそうな苗がありませんでした。

これらの2袋を、棚の下に据えました。

袋栽培(8)0925


前回の記事の予告では、「育苗イチゴの植え替え」も入れていたのですが、ぎっくり腰が意外と長引きそうなので、またまた次回へ繰り越しさせていただきますね。

ですから、次回の記事は、
「育苗イチゴの植え替え」
「大根とカブの一部蒔き直し」の、
2つを予定しています。

なんだかんだと、あの25日は、朝から夕方まで、もちろん食事や休憩をはさんでいますが、けっこうな作業量だったんですね。

久しぶりの晴れ間だったので、この時を逃すまいと、張り切りすぎたのかもしれません。
どうやらそれがぎっくり腰の原因かな?
これからは、自分の年のことも考えて、体に相談しながらやって行こうと思います。



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